ここでは序盤(じょばん)でのすみをめぐる攻防(こうぼう)について説明します。
いろいろな言葉がでてきますが、暗記(あんき)する必要はありません。
なんとなく、感じだけでもつかんで下さい。
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13路盤での実戦(じっせん)の様子が見られます。次ボタンをクリックしてみて下さい。一手戻ボタンを押すと一手戻(もど)ります。
まず、おたがいが、すみに2つづつ打ちました。 はじめに黒が打った場所は一番すみの位置から縦横3番目にあるので「三々(さんさん)」と呼ばれ、確実(かくじつ)にすみを取ることができる場所です。 次の白も三々に打ちました。 その次に黒が打ったのは碁盤に小さな黒丸がマークしてある所で「星」と呼ばれます。星は三々に比べてより大きくすみを囲っているようですが、スキマも多いので侵略(しんりゃく)されやすいです。 4手目、白が打った所L10は「小目(こもく)」と呼ばれ、ここもよく打たれる場所です。 すみが欲(ほ)しいからといってはじめからM2やN1のような所にはふつう打ちません。囲ったところが小さすぎて、いじけてるように見えるからです。 |
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上の続きです。まず黒は左下隅を自分のものとするためにF3と補強(ほきょう)しました。このように、隅に打った石を補強するような手を「シマリ」といいます。 白も右下隅を補強しました。 次に黒は右上の白の近くに打ちました。(J10)これは、白が放(ほう)っておけばL11のように打って右上隅を侵略(しんりゃく)するぞ、という手です。このような手を「カカリ」と呼びます。 そうされては白は困るので、かかってきた黒を攻撃すべく、J11と石をくっつけてきました。接近戦(せっきんせん)の始まりです。 その後、それぞれ補強(ほきょう)しあいました。K11,G10 このままだと、碁盤の左半分が全部黒地になりそうな雰囲気(ふんいき)なので、白はそれを阻止(そし)すべく、左辺に単独(たんどく)で進入(しんにゅう)しました。これを「打ち込み」といいます。 と、こんな感じで序盤(じょばん)は進行していきます。 |