このことを「コミ」と呼びます。
このボーナスは普通6目(もく)半です。つまり初手(しょて)の価値(かち)は地に換算(かんさん)して6.5目分というわけです。
「半(はん)」というのは引き分けをさけるための工夫(くふう)です。
たとえば、地を数えた結果、黒地が白地より7目多ければ7-6.5=0.5なので黒の半目勝ちで、黒地が6目多ければ、6-6.5=-0.5なので白の半目勝ちというわけです。
ところで昔の碁にはコミはありませんでした。 しかし黒の勝率(しょうりつ)が高かったのでコミが導入(どうにゅう)されました。
コミの数は時代とともにかわっており、コミ=4目半の時代もありましたがそれでも黒の勝率が高かったので、現在はコミ=6目半が主流となっています。(場合によってはコミが5目半のこともあります。)
コミのおかげで黒と白は互角(ごかく)となり、引き分けもほとんどなく、囲碁を優(すぐ)れたゲームにしています。
このことを置碁(おきご)といいます。
ハンディキャップのある置碁では、下手(したて:弱い方)が常に黒を持ち、上手(うわて:強い方)が必ず白を持ちます。
下手は実力の差だけ黒石を置いてから対局開始します。したがって置碁では白が初手を打ちます。
置石(おきいし)の数は段級位(だんきゅうい)の差と同じにします。
たとえば下手が5級で上手が2級だとすれば3個置きます。
これを3子(し)局と呼びます。
置石の分だけ、黒は地のとりあい、戦いなどあらゆる面で有利になります。 置石1つについて地に換算(かんさん)すると約10目分の価値があるとされています。
ですから、ある人とハンデなしで対局して50目負けたとしたら、 その人とは5子の置碁でやるとちょうどよいということになります。
置石をどこに置くかはだいたい決まっており、19路盤の場合は以下のようになっています。
「自由置碁(じゆうおきご)」といい、上のように星に置かず、好きなところに置いてもよいというやりかたもあります。
このように、囲碁はどんなに実力差があっても、置碁にすれば勝つチャンスを対等にして対局を楽しむことができます。
なお、置碁では双方(そうほう)の実力が大きく違うので、微妙(びみょう)な差を打ち消すためのコミは普通使いません。
そのため引き分け(「ジゴ」といいます)になることもあります。
そのようなところでは、自分のレベルが対局結果に基づきコンピュータによって 自動的に計算されます。
大きな違いは置碁の数で調整(ちょうせい)し、さらにコミを使って微調整(びちょうせい)するので不公平感がなく、引き分けもありません。
WINGやNNGSなどでは、対局相手と自分のための、適切(てきせつ)な置石の数とコミをコンピュータが教えてくれます。
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