「三五目三五路の盤上布石絵画第一番」

これは美術家 中ザワヒデキ氏の作品を当サイトのアプレットを用いて再現したものです。

三十五路盤という巨大な碁盤ですべての石がセキで活きているのです。

まさに広大な世界における共存関係、均衡状態を表現しているのではないでしょうか。

これを並べていてますます碁盤は宇宙だ、ということを実感してきました。 

当サイトでの掲載を快諾してくださった中ザワヒデキ氏に感謝いたします。(森)

同氏からのメッセージ:


“碁はドット絵である”という観点を突き詰めると、美術の本質と囲碁の本質は驚くほど一致するという信念に基づいて制作した作品です。ギリシア哲学的には原子論とイデア論の二項対立のせめぎ合いが囲碁であり、またそれが同時に美術の核心でもあるという事です(もっと具体的には、石が意味をなさない点である場合は原子論的/色彩論的/ビットマップ的であり、石の連なりが線として認識される場合はイデア論的/形態論的/オブジェクト図形方式的である。そして囲碁とは相手の石が意味として線となるのを互いに阻止しつつ自分の石を有意の線としていこうとするゲームである)。 セキの状態は生死ギリギリという特殊状態なので、それが絵的にもポテンシャルの高い作品になるはずではないかと考えました。そして、実は碁に関してはにわか勉強した新参者ですが、わかってくるにつけますます楽しんでおります。



中ザワヒデキ氏についてのより詳しいことは氏のサイト 「中ザワヒデキ網上楼閣」をご覧下さい。


囲碁初心者の方へ

セキとはお互いが囲い合うようになっているが、どちらもお互いを殺すことができない状態をいいます。
すなわち双方とも石が全て活きているのです。

もし一方が殺そうと手をだすと逆に殺されてしまうのです。

上の碁盤で確認してみて下さい。たとえば黒が左下のH型になっている白の一団を殺そうとD3に打つと、白にF7と打たれて黒の一団が消滅します。

そうなってしまうと連鎖反応的に盤上の他の黒も全て死にます。
なぜなら、それまで白からは手が出せなかったJ8に白が打てるようになりその上の黒のグループも殺せるようになるからです。

盤面全体がきわめて微妙なバランスを保っているといえます。

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